Calender
Categories
- 基本 (6)
- 夜刃猫の黙示録 (66)
- 足跡記録 (5)
- 出来事リスト (14)
- 袋の中の貰い物 (58)
- イベントシリーズ (26)
- 赤茶けた魔法の本に挟んだメモ (39)
- 豆知識的な事が書かれたメモ帳 (7)
- 本が綴った裏話―inside story― (7)
- 服装シリーズ (10)
- イラスト (12)
- 習得スキル (2)
- してみたシリーズ (8)
Archives
- August 2021 (1)
- October 2020 (1)
- August 2019 (1)
- November 2018 (1)
- October 2018 (7)
- January 2018 (1)
- June 2016 (1)
- March 2016 (1)
- January 2016 (1)
- October 2015 (1)
- August 2015 (1)
- July 2015 (8)
- May 2015 (1)
- March 2015 (3)
- February 2015 (2)
- November 2014 (2)
- August 2014 (1)
- June 2014 (6)
- May 2014 (1)
- April 2014 (5)
- March 2014 (2)
- February 2014 (5)
- January 2014 (4)
- September 2013 (6)
- August 2013 (5)
- April 2013 (4)
- March 2013 (6)
- February 2013 (4)
- January 2013 (2)
- December 2012 (6)
- November 2012 (4)
- October 2012 (11)
- September 2012 (4)
- August 2012 (2)
- July 2012 (1)
- June 2012 (4)
- May 2012 (6)
- April 2012 (19)
- March 2012 (13)
- February 2012 (12)
- January 2012 (4)
- December 2011 (1)
- November 2011 (4)
- October 2011 (18)
- September 2011 (1)
- August 2011 (8)
- July 2011 (4)
- June 2011 (12)
- May 2011 (6)
- April 2011 (11)
- March 2011 (10)
- February 2011 (14)
- January 2011 (2)
Recent Entries
- 午後のサンクポート、塩湖にて―Another― (05/30)
Recent Comment
- ☆12〜2月のつぶや記
⇒ 夜刃猫 (03/14) - ☆12〜2月のつぶや記
⇒ ラゼットPL@またたび (01/07) - ☆9〜11月の粒屋記をどーん!
⇒ 夜刃猫 (10/07) - ☆9〜11月の粒屋記をどーん!
⇒ ギガトールPL (10/07) - ☆宿題の!
⇒ 夜刃猫 (02/09) - 夏ハプニング!
⇒ 夜刃猫 (09/02) - 夏ハプニング!
⇒ リフェリス背後/クロ (09/02) - ☆宿題の!
⇒ ゆうれん (03/29) - ☆詰め込み
⇒ 夜刃猫 (12/24) - ☆詰め込み
⇒ 綾崎理瀬 (12/23)
Recent Trackback
- 夜のBAR・Oliveにて→貰い物2
⇒ ねりを小町 (10/30)
本が綴った裏話―inside story―
午後のサンクポート、塩湖にて―Another―
日記の続きの物語。
ーーーーーー
(その日の夜。ロビー的な場所で治療してもらった後の話)
ううん…怪我を治すのに不純物を取り除くって事で、毛を剃ったけど…変な感じー。
(ユングとマクナーリアに治療してもらった右腕。傷跡は残っているが、ゆっくりならば動かせるくらいにまで回復した。魔法様様である。 右手と左手を見比べながら、自室へと向かう。傍らには、怪我を心配して付きっきりの黒猫が居る)
『ナー/普通の人間みたいな腕じゃないか。気に入らないのは…手は剃ってないからか?』
(片腕だけ手袋をしているような見た目。猫少年はこくこく頷いた。フッ、と笑う黒猫)
『ナーォ/心配しなくても大丈夫だ。お前怪我治るの早いだろ?そんな感じで毛も生え揃うさ』
…そうだといいな。このままじゃ、ちょっと…いや、結構おかしな格好だもん。
(扉を開ける猫少年。普段とは逆の手だが、両利きなので問題ない。先に黒猫を入れてから自分も入り、ベッドに腰掛け、枕元のリュックから自作の塗り薬と包帯を取り出す)
…うう、染みる〜…。
『ナォ/我慢しろ。怪我したのはお前なんだから』
へいへい、分かってらー。
(自作の薬を塗り終えれば、包帯を巻く。普段から怪我が絶えない故に、その動作は慣れたもの。一連の作業を終えたあとは、自然治癒能力の高い自分の体質に任せる。 明日の朝には、日常動作は難なくできるくらいにまで回復するだろうと、気持ちを前向きに持ちつつ、就寝)
ーー
(翌朝。自室)
(怪我の具合を見るべく、包帯を外したのだが、猫少年は右腕を眺めて固まった。わなわなと震えてさえいる)
……怪我は…跡すら残ってないし、毛も生えた。………だけど…。
『ナー/…治って良かった。まずはそう思え』
(傷は跡が残らず綺麗に治っていた。腕の毛も綺麗に生え揃っていた。問題は、生えてきた毛が元々の毛色。つまり、猫妖精の誇りである青い毛色だったという事だ。理由は分からない。魔法の作用か、薬の刺激か、怪我の度合いだったのか…。思いつく限りの理由を探そうとして、分からず、困惑と動揺の色を滲ませる猫少年に、黒猫は言葉を投げる。数える程だが、黒猫も猫少年の青い毛色を見たことがある。理由も知っている。ぶっきらぼうだが、宥めようとしてくれているのに、猫少年も気付いた。深く、深く、深呼吸をして)
…ん。そう、だね。ゴメン。ちょっと、落ち着く事に、する…。
…久々になったから、ビックリ、しただけ。………こっちが本当なんだから、驚く方が、おかしいんだけど。
(そっと青い毛並みを撫でる。表情は懐かしさの色を含んだ無表情。ふーっと長い長い息を吐いた後、右腕に新しい包帯を巻きつける。丁寧に、丁寧に。毛が飛び出さないように)
『ナォ/ヨハネはヨハネだろ。毛色もすぐに白くなるんだ。あまり難しく考えなくていい』
(ニンマリ、笑う黒猫。やんわりはにかむ猫少年。毛色が変色するまで長くても2日。早い時は半日もなかった。バレなければいいのだ。そう思うことにして、皆の集まるロビーへと足を運んだ)
今日の朝ごはん何ー?
あ、怪我ね、随分良くなったよ!ありがとね♪ 心配かけてごめんね!
ーーーーーー
(その日の夜。ロビー的な場所で治療してもらった後の話)
ううん…怪我を治すのに不純物を取り除くって事で、毛を剃ったけど…変な感じー。
(ユングとマクナーリアに治療してもらった右腕。傷跡は残っているが、ゆっくりならば動かせるくらいにまで回復した。魔法様様である。 右手と左手を見比べながら、自室へと向かう。傍らには、怪我を心配して付きっきりの黒猫が居る)
『ナー/普通の人間みたいな腕じゃないか。気に入らないのは…手は剃ってないからか?』
(片腕だけ手袋をしているような見た目。猫少年はこくこく頷いた。フッ、と笑う黒猫)
『ナーォ/心配しなくても大丈夫だ。お前怪我治るの早いだろ?そんな感じで毛も生え揃うさ』
…そうだといいな。このままじゃ、ちょっと…いや、結構おかしな格好だもん。
(扉を開ける猫少年。普段とは逆の手だが、両利きなので問題ない。先に黒猫を入れてから自分も入り、ベッドに腰掛け、枕元のリュックから自作の塗り薬と包帯を取り出す)
…うう、染みる〜…。
『ナォ/我慢しろ。怪我したのはお前なんだから』
へいへい、分かってらー。
(自作の薬を塗り終えれば、包帯を巻く。普段から怪我が絶えない故に、その動作は慣れたもの。一連の作業を終えたあとは、自然治癒能力の高い自分の体質に任せる。 明日の朝には、日常動作は難なくできるくらいにまで回復するだろうと、気持ちを前向きに持ちつつ、就寝)
ーー
(翌朝。自室)
(怪我の具合を見るべく、包帯を外したのだが、猫少年は右腕を眺めて固まった。わなわなと震えてさえいる)
……怪我は…跡すら残ってないし、毛も生えた。………だけど…。
『ナー/…治って良かった。まずはそう思え』
(傷は跡が残らず綺麗に治っていた。腕の毛も綺麗に生え揃っていた。問題は、生えてきた毛が元々の毛色。つまり、猫妖精の誇りである青い毛色だったという事だ。理由は分からない。魔法の作用か、薬の刺激か、怪我の度合いだったのか…。思いつく限りの理由を探そうとして、分からず、困惑と動揺の色を滲ませる猫少年に、黒猫は言葉を投げる。数える程だが、黒猫も猫少年の青い毛色を見たことがある。理由も知っている。ぶっきらぼうだが、宥めようとしてくれているのに、猫少年も気付いた。深く、深く、深呼吸をして)
…ん。そう、だね。ゴメン。ちょっと、落ち着く事に、する…。
…久々になったから、ビックリ、しただけ。………こっちが本当なんだから、驚く方が、おかしいんだけど。
(そっと青い毛並みを撫でる。表情は懐かしさの色を含んだ無表情。ふーっと長い長い息を吐いた後、右腕に新しい包帯を巻きつける。丁寧に、丁寧に。毛が飛び出さないように)
『ナォ/ヨハネはヨハネだろ。毛色もすぐに白くなるんだ。あまり難しく考えなくていい』
(ニンマリ、笑う黒猫。やんわりはにかむ猫少年。毛色が変色するまで長くても2日。早い時は半日もなかった。バレなければいいのだ。そう思うことにして、皆の集まるロビーへと足を運んだ)
今日の朝ごはん何ー?
あ、怪我ね、随分良くなったよ!ありがとね♪ 心配かけてごめんね!
- 2014.05.30 Friday
- 21:00
(C) 2024 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.
PR
Profile
Links
- Petit −ペティット−
- 日なたに雪
- All I Ask Of You
- Give and Take
- どうしてこうなった\(^o^)/
- 港町に棲む日々
- 13番目の戯言
- ぷちぷちマンセー
- Harutobit!
- いじょーしゃの楽屋
- 白銀の軌跡
- AMETHYSTE
- いきる。
- 銀灰色の偽預言書
- キラメキ
- ぷちっとぴぴん
- 武器店の日記帳
- 一言ぐらい記録する日記
- The Wine of Marce
- すずめの旅路
- 竜人 と 街 と 腐った何か
- ナナシノテチョウ
- A+N
- ノートブック
- 半熟
- †Marionette†
- 大型神父の覚書
- カラノオト
- フウセンダマの木
- 雷帝の庭
- G.O.F.G
- Chandelle de glace
- ミルズミリオン
- Gli Amanti
- 四月の幻想
- Side Stories
- ポケパケ
- もふもふロジック!
- 黄金の羊亭
- アメ*ノチ*ハレ
- どこかの空の下
- no-name
- memozzz
- 悪の花道
- Ranger!!!
- 夏のみつばち
- 桜の木表紙のアルバム
- 白髪白衣と黒髪少女の体験録
- 火と花と
- 氷詩
- BlueskyTEAparty
- Dear,,,
- Hylander
- さくメモ
- Licht
- OPABINIA
- 錦の一人
- 狼の隠れ家
- Pleiades
- 木登り日和
- たびびとレベル1
- もしかして:深夜のテンション
- 黄色いワニと黄色いお花の………
- 迷宮ト魔術師
Others
Mobile